ダイビングの必須スキル・マスククリアのコツ。
オープンウォーターライセンスの講習でも必ず習う必須スキルのマスククリア。
オープンウォーターライセンス講習の時に苦手だなっと思う方も多いと思います。
立ちはだかる壁の様に表現される方もいますが、理屈さえ覚えておけばなんてことはありません。
まずは手順を確認しましょう。
マスククリアの手順。
- マスクの上部(マスクのフレーム部)を手で押さえる。
- 少し上を向く、バスケットのリングを見るくらいの角度。
- 鼻から息を吐く。
以上です!
次にマスククリアが出来ない理由を考えてみましょう。
マスククリアが出来ない、水が抜けない理由。
- 鼻から息を吐けてない。
- 息が漏れてマスクから水が抜けない。
- 少し上を向いていない。
- 一気に強く早く息を吐いている。
- マスクの下側を開けすぎ。
などが主な理由です。
解決策!!
鼻から息を吐けていない場合!!
自分では鼻から息を吐いているつもりでも、口から息を吐いてしまっている事が多いです。
口から泡が出ているので、見ていてばすぐにわかります。
口をしかっり閉じて、鼻歌を歌う感じでハミングしてみて下さい。
息が漏れてマスクから水が抜けない場合!!
息が漏れるという事に関して言えば上記と似ています。
マスクの上を押さえないと、上部から息が漏れてすごく水が抜けにくいです。
しっかりと上部、マスクのフレーム部をしっかり押さえてください。
少し上を向いていない場合!!
水中では空気は上に向かっていきます、吐いてる空気が上に向かっていくので理論ではなく見た目でも分かると思います。
下を向いたり、正面だとマスクの横から空気が漏れ抜けにくくなります。
上を向きすぎると鼻の中に水が入りますよ。
一気に強く早く息を吐いている場合!!
強く吐くと、マスクのいろいろな所から空気が漏れる為これもマスククリアやりにくい、抜けない理由です。
ゆっくりと長ーく息を鼻から吐いてください。
マスクの下側を開けすぎる場合!!
マスクの下をガバっと開けるダイバー・講習生をよく見かけます。
マスクを下を大きく開けると、空気は漏れまくりです。
また、抜けたとしても大きく開けているのですぐに水が浸入してきます。
マスククリアで水が抜ける理由。
マスクの密閉された空間で鼻から吐かれた息は、初めにマスクの上部に溜まっていきます。
マスクの上部から中部・下部へと鼻から吐かれた空気が溜まっていきます。
上部から下部へと溜まっていく空気が水を押し出すと言う理屈です。
鼻から息を吐くだけと教わって、水が抜けないダイバーは上記のどれかが原因と思います。
マスクが曇った時に自分で水を入れてマスククリアすると曇りが解消されます。